子どもの頃はお正月と言えば、お年玉をもらえる機会で嬉しかったものです。
大人になった今は元旦を含むお正月には、こんなにお金を使うものなのかと思うようになりましたよね。
筆者は子どもの頃におじから「元旦にお金を使うと貯まらなくなるよ」と言われたことがあります。
なぜ元旦にお金を使ってはいけないのでしょうか。
元旦にお金を使ってはいけない理由とはいったい何なのか解説いたします。
元旦のお金の使い道
お守り、破魔矢、絵馬、お札
お年玉
おせち等の正月用食材
元旦に使うお金を少し挙げてみただけでも、いろいろとありますね。
元旦だけに使う特別なお金は多いものです。
初売りなどではついつい財布の紐が緩くなり買ってしまうものが増えがちです。
また、食材などは家族や親戚が集まるので、普段より倍のお金がかかってしまうこともよくあります。
なぜ元旦にお金を使ってはいけないのか?
元旦にお金を使うと「お金が貯まらない年になる」「お財布からお金が逃げていく」「散財する年になる」などと言われています。
他にも似たような言葉を聞いたことはありませんか?
「一年の計は元旦にあり」の言葉のように、お金に関しても年の始めである元旦によく考えて使うことが大事ということです。
要は戒めであり、欲のままにお金を使うのではなく、計画性を持ってお金を使うことの大事さを元旦から身に付けることを言っているのです。
先を見据えてのお金の使い方ができれば、お金が逃げていくようなこともなく、貯金はできるということになります。
お金に関してだけではなく、物事は最初が大事なのです。
元旦はなるべく家で家族とゆっくりと過ごすのはどうでしょうか。
元旦に銀行で現金はおろせる?
元旦にお金を使ってはいけないとわかっていても、そうもいかないですよね。
ちょっとコンビニまで年賀状と飲み物を買いに行くなんてこともあると思います。
みなさんは年末年始に現金は用意していますか?
クレジットカードや電子マネーが普及している現代では、年末年始だからと現金を用意していない人も多いのではないでしょうか。
でも、お年玉は現金であげたり、初詣に行く寺社も対応していないなどの理由から現金も多少なりは持っていないといけないですよね。
現金が足りないとなった時に「あれ?元旦に銀行で下ろせたかな?」と思いますよね。
12/31~1/3までの窓口は営業していない銀行がほとんどです。
ATMは使えますが、土曜・祝日扱いで手数料がかかってしまいます。
現金は少し多めに年末年始前に下ろしておいた方がいいです。
元旦にお金を使う以外のNG行動
元旦にお金を使ってはいけない以外にも、元旦(お正月)にしてはいけないことはあります。
刃物を使う…刃物で縁を切ってしまわないように
煮炊き…火の神様である荒神様に休んでもらう為、また灰汁(あく)、悪を出さないため
四足動物のお肉を食べる…お正月は年神様へのお供えのおせち料理を食べるが、仏教の殺生禁止という教えから、豚や牛、馬など四つ足の肉は除かれる
ケンカをする…一年の始まりの日にケンカをすることで悪い運気を植え付けないため
元旦にしてはいけないことは、家のさまざまな箇所に宿るとされている神様へ敬意を払う為、毎日家事をしている主婦を休ませる為、ゲン担ぎの為などが理由です。
元旦にお金を使ってはいけない理由とは?【まとめ】
何事においても最初の計画はとても大事です。
「一年の計は元旦にあり」という言葉がお金に関しても言えることなのです。
計画性を持ってお金を使うことは簡単そうに見えて難しいです。
ですが、子どもの頃からお年玉の使い道を考える習慣ができていれば、大人になってからもその習慣はなくならないでしょう。
「今年は100万貯金しよう」そんな目標を元旦に立てたら、元旦から浪費するようなことはなく、メリハリを持ってお金を使うことができるはずです。