私には2人の娘がいます。2人とも幼い頃から、母の日は色々と気を使ってくれましたが、父の日は少し影が薄い存在でした。私自身も母の日のプレゼントはすぐに思い付くのに、父の日には何をあげたら良いのか途方に暮れたものです。
そんな寂しい父の日にしないために、良い方法があります。父の日にピッタリの童謡をお子さんに歌ってもらうのです。父の日が楽しくなりますよ!
どんな歌が、子どもたちが楽しく歌えて、父の日にピッタリなのでしょうか。
今回は父の日に歌うのにピッタリの童謡はあるのかについて解説します。
お父さんは疎外感を味わいやすい?
赤ちゃんの時、お子さんはお母さんにベッタリで中々お父さんが間に入る余地がありません。授乳の関係でこれは仕方のない事です。
でも、授乳が終わっても、一家のお父さんは外で働いている場合が多いので、お父さんは中々お子さんと触れ合う事ができません。子育てに参加したいお父さんにとっては、初めから不利な状況なのです。
歌が疎外感を解消してくれる
そんなお父さんのために、家でお父さんが出て来る童謡を歌えば、お子さんはお父さんに親しみを感じます。何回も「パパ」や「お父さん」と言う言葉を口にする事は、予想以上に効果があるのです。
その内に、家族が(例えばお母さん)お父さんに感じている感情を、自分も感じるようになります。感謝や愛情をお子さんも感じるようになるのです。
お父さんへの気持ちを、歌が作ってくれる
人間の幼い頃の記憶は周りの人から繰り返し話を聞いたことで、作られた可能性が高いのです。
子供の気持ちは周りの大人が作っていると言っても良いでしょう。
童謡を歌う事で作られた、お子さんの感謝や愛情の気持ちも同じ事です。それがお子さんとお父さんとの家族としてのつながりになります。
お父さんが活躍する舞台も、歌が作ってくれる
お父さんにはお父さんだけの役割があります。お母さんと子供だと距離が近すぎて、見えなくなってしまうものがお父さんには見える事もあります。だから、ここぞと言う時はお父さんの出番だと言われているのです。
いざという時はお父さんがいる、と思える事は普段育児をしている人の心の負担を軽くします。
でも、お子さんと家族としてのつながりが無かったら、出番が来てもお父さんは出て行けなくなってしまいます。
では、つながりを作っておくために、どんな歌を歌ったら良いのでしょうか。
数が少ないから光っているお父さんの歌 3選
すてきなパパ
幼稚園などで広く歌われている歌です。
歌詞はとてもシンプルでわかりやすいので、小学校入学前の小さな子供も自信を持って、元気に歌うことができます。パパと言う単語が何回も繰り返されて、お父さんへの親しみも強くなると思います。
子供にとってはパパやママはとても言いやすい言葉です。だから、余計に元気よく歌えるのかも知れませんね。
自分でちゃんと覚えて、歌えれば、子供は自信がつきます。自信たっぷりに元気よく歌ってくれれば、お父さんも余計に嬉しいですよね。
パパはこまったちゃん
子供っぽくて、ダメなところもあるけれど愛すべきお父さんの姿を歌っています。このお父さんの姿は、大人になってからの方がよく理解できるのかも知れません。
その証拠に、ネットでは今30代の若いお父さんやお母さんの、もう1度「パパはこまったちゃん」を聞きたいと言う声が多く見受けられます。子供だけでなく、大人が良いと思える歌だから、そんな声が多いのだと思います。
「すてきなパパ」に比べると、歌詞も複雑なので、小学生以上の子どもたちが歌うのにちょうど良いと思います。
おとうさん
古田花子作詞・原賢一作曲の「おとうさん」は、私が子供の頃の気持ちを一番表しています。
私は歌を聞いて、父の大きな背中や大きな手で、おんぶをしてもらったり、肩車をしてもらうのが大好きだったのをはっきりと思い出しました。
歌詞もメロディもちょっとレトロな感じで、ゆったりとしたテンポですから、聞いても歌っても心が落ち着くと思います。「おとうさん」はお祖父さんやお祖母さんの年代も懐かしくなるそんな歌です。
本当は毎日が父の日!
今回は父の日にピッタリな童謡を3曲紹介しました。
子どもたちが父の日にピッタリな童謡を歌うのは、大切な事だとわかってもらえたのではないでしょうか。
幼稚園や小学校でも、6月にはお父さんが参加しやすいように日曜日に授業参観をするところが多いです。そんな時に歌うのにも、この3曲は最適です。幼稚園や小学校で歌えば、子どもたちは家でも元気よく歌ってくれるでしょう。そうすれば家族のつながりがより強くなるはずです。
父の日を年に1度のイベントで終わらせずに、家族の絆を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。きっと今日紹介した童謡が役に立ってくれますよ!