先日、柔軟剤の詰め替えをしていた時に事件が起きました。そう、全く別の商品を詰め替えてしまっていたのです!
残り少ない柔軟剤Aに、新しく購入した柔軟剤B混ぜてしまいました…。こういう失敗、私だけではないはず!
別の商品と混ざってしまった柔軟剤は、使用しても大丈夫なのでしょうか?何か危険があったりするのでしょうか?
私はあまり深く考えないタイプなので、このまま使ってしまおうかと思ったのですが、同じような悩みを持っている方のために、調べてみることにしました!
今回は、柔軟剤を混ぜると危険なのかどうかについて解説していきます!
柔軟剤の成分は?
一般的に使われている柔軟剤は、陽イオン界面活性剤が主成分。
陽イオン界面活性剤とは、水に濡れた繊維が帯びるマイナスの電気と結びつくことで、繊維をとても薄い油の膜で覆い、線同士の摩擦抵抗を弱めたり、肌触りを良くしたりする働きのある成分です。
皮膚の弱い方には刺激になってしまう場合があるということですが、基本的には安全に使用できるものであるということが分かりました。
製品によってはさらに仕上がりをよくするための性能向上剤、安定した性能を保つための安定化剤などが配合されています。
陽イオン系の界面活性剤は、洗剤に含まれる陰イオン界面活性剤と混ぜると、効果を打ち消しあってしまい、柔軟剤と洗剤の両方が本来の力を発揮できなくなるという性質がありますが、柔軟剤同士を混ぜるとどうなるのでしょう?
柔軟剤は混ぜても良い?
柔軟剤の主成分は共通して陽イオン界面活性剤。
ということは、同じような成分でできた物同士を混ぜても、特に問題ないのでは?しかし、万が一何か危険なことがあっては取り返しがつかないので、実際にA社のお客様相談センターに問い合わせてみました。
Q、詰め替える際に他の柔軟剤を混ぜてしまいました。大丈夫でしょうか?
A、他の柔軟剤と混ぜてしまったということですが、種類の違う柔軟剤を混ぜてご使用いただくのはお勧めできません。
香りや柔軟効果に影響があるかなど分からないためです。
Q、何か危険はありますか?
A、危険なことはありません。実際に柔軟剤を混ぜて実験をしたことがないため、はっきりとしたことはお答えできませんが、試しにお手持ちの洋服などを手洗いしてみてはいかがでしょうか。
このような回答をいただきました。実験をしたことがないということだったので、実際に手持ちの洋服を手洗いしてみたところ、匂いも手触りも特に問題なく使用することができそうです。
参考までに、他3社の商品に関するQ&Aも覗いてみましたが、柔軟剤を混ぜることで何か危険な化学反応が起きるというようなことはなさそうでした。
それよりも、柔軟剤を混ぜることで商品の品質に変化が起こり、洗濯機のトラブルにつながる危険性があるので、使用を控えるようにという回答が目立ちました。
別の柔軟剤を詰め替えてしまった柔軟剤は、仕上がりに問題はなさそうではあるものの、洗濯機の故障につながる可能性があるということなので、手洗いをする時などに使うのが良さそうですね。
もし、別の柔軟剤を容器に詰め替えたいと思った時には、容器を水洗いして柔軟剤が混ざらないようにすることが重要です。
混ぜて使って楽しむ商品も!
柔軟剤は混ぜない、別の商品を詰め替えないとお話ししてきましたが、なんと混ぜて使うことをお勧めしている商品もあるのです!
LIONから発売されているソフランの「アロマリッチ」は5つの香りのタイプの柔軟剤があり、それを自分の好みに合わせてブレンドしながら使うことができるという商品です。
HPには柔軟剤の組み合わせの例も紹介されているので、気になる方はチェックしてみてください。
混ぜてOKということですが、この商品もボトル内で混ぜるのはNG!あくまでも、洗濯機の柔軟剤用投入口で混ぜるのが正しいやり方なのでお気をつけくださいね。
柔軟剤を混ぜるのってあり?【まとめ】
今回、柔軟剤の詰め替えを失敗してしまったのをきっかけに、また一つ柔軟剤について詳しくなってしまいました。
失敗してもタダでは起きません!
混ぜて匂いの変化を楽しむ柔軟剤があることを初めて知ったので、ドラッグストアに行って商品を選ぶのがますます楽しくなりそうです。
柔軟剤は混ぜても危険な化学反応などは起こらないようなので安心しました。
だからといって、通常通り使って大丈夫!ということではありません。洗濯機の故障につながってしまう可能性があるので、用法を正しく守って使うことが大事ですね。
今回の記事が、柔軟剤の詰め替えを失敗したことがある方、失敗して困っている方にとっての参考になったら嬉しいです。