毎年恒例のゴールデンウィーク。
2020年、2021年とあまり楽しめなかった人も多いのでは?
2022年こそ、思いっきり楽しみたいですよね。
大型連休と呼ばれる、ゴールデンウィーク。この言葉、和製英語です。
他の国では通じません。
国の祝祭日はその国独特の文化や慣習から来るものなので、日本と同じ日が休みになることは、まずないです。
なので、世界共通かと言えば答えは「いいえ」です。
今回は、ゴールデンウィークは世界共通なのか、ゴールデンウィークのようなものがあるのか、など海外事情をご紹介します。
ゴールデンウィークは世界共通なの?
ゴールデンウィーク、実は日本だけの慣習ということ、ご存知でしたか?
意外にも日本は他の国に比べて、祝祭日が多い国の一つなのです。
大型連休という概念は、海外、少なくともアメリカには無いと思います。
月曜日を祝日にして3連休にしていることが多いアメリカですが、それをこちらではロング ウイークエンド (Long Weekend) と呼んでいます。
そもそも、ゴールデンウィークとは何でしょうか。いくつかのお休みが集まっている週間と思っている人もいるかもしれませんね。
ゴールデンウィークは4月から5月に集中している、4つの国民の祝日から成り立っています。
昭和の日 (4/29)
昭和天皇の誕生日。昭和時代は、天皇誕生日と呼ばれていました。
憲法記念日 (5/3)
第二次世界大戦後の1947年5月3日に施行された憲法。翌年からこの日は国民の休日となりました。戦争に負けた日本は世界の平和を願い、国民のためにこの新しい憲法を作りました。
みどりの日 (5/4)
以前、「みどりの日」は昭和天皇の誕生日だった4月29日でした。1989年、昭和天皇の崩御により、天皇誕生日はみどりの日に変わりました。これは2006年まで続きました。2005年に法改正があり、2007年からは5月4日が「みどりの日」に変わりました。
それまでは、4月30日、5月1日と2日はカレンダーによっては平日だったので、みんな仕事をしていました。同じように、5月3日の憲法記念日と5月5日の子供の日に挟まれた4日も、平日でした。
そのため、4月29日から5月5日まで休める大型連休というのはほとんどなく、「飛び石連休」と言われていたのです。当時は一流の大会社など、一部しか大型連休は取れませんでした。
子どもの日 (5/5)
端午の節句と呼ばれる「子どもの日」。男の子だけでなく、子どもの日として祝日になりました。
ゴールデンウィーク中の祝日の内容を見てみると、海外共通という考え方は当てはまらないことがわかると思います。
逆に海外の祝祭日事情を調べてみると、なにか発見があるかもしれませんね。
ゴールデンウィークのような長期休暇は海外にもあるの?
ゴールデンウィークのような大型連休、海外でもあると言えばありますが、無いと言えば無いですね。
欧米の場合、日本と違って有給が取りにくいという環境はありません。
職種によるかもしれないので「絶対」とは言い切れませんが、有給日数は日本よりかなり多いとは思います。
一つの海外事情の例としてカリフォルニア州の場合、シリコンバレーがあるため白人よりも外国人の割合が多いです。
そういう人たちは夏などに母国に帰ることが多いので、月単位で夏休みを取ります。
夏は1ヶ月〜3ヶ月くらい休みを取る人も少なくはないようです。3ヶ月となると有給は無くなっていると思います。
アメリカの場合、「連邦政府祝日」と「州政府祝日」があるので、全米いっせいの共通の祝日は10日しかありません。
あとは各州が定める公式の休日なので、他州に旅行に行く時などは事前に確認した方がよさそうです。
日本と違い、祝日でもいつもお休みとは限りません。
何日かの祝日は、学校やオフィシャルな仕事をしている人はお休みになりますが、一般企業やサービス業は仕事をしていることが多いです。
祝日は月曜日になっているので、人によっては3連休、4連休にする人も。
自分で大型連休にできるので、11月の第4木曜日のサンクスギビングの週は、州をまたいで実家に帰る人が多いです。
毎年の空港の帰省ラッシュは、日本の帰省ラッシュを思い出させます。
クリスマスあたりから年始にかけて、2週間ぐらい休む人も少なくないと思います。
学校が2週間冬休みになるので、その影響もあるかもしれませんね。
ゴールデンウィークは世界共通の長期休暇なの?【まとめ】
いかがでしたか。ゴールデンウィークについて解説しました。
ゴールデンウィークは世界共通ではありませんが、海外には海外事情から独自の祝祭日を設けています。
ゴールデンウィークのような大型連休を、自分で計画できるところが海外事情と言えるのではないでしょうか。
2022年のゴールデンウィーク、まだどうなるかわかりませんが楽しめるといいですね。