マンションやアパート備え付けの駐車場はあるけど今は満車で空きがないという事もあります。
駐車場がないからと言ってその物件を諦めて、駐車場有の物件を探し直さないといけないのかと言うとそういうわけでもありません。
そのような物件に住むのが難しい場合は「周辺で月額の駐車場を契約する」ことが最善の対処法だと思います。
その理由などを以下に記載していきます。
引っ越し先に駐車場がない場合の選択肢は?
引っ越し先に駐車場が無い場合は以下の選択肢が考えられます。
(2)実家が近くにある場合、実家の車庫を利用する
もしかしたら他に選択肢を思いつく方がいるかと思いますが、上記2項目以外の選択肢は取らないでください。
例えば「路面駐車する」「アパート敷地内の隙間スペースに駐車する」などです。
なぜそれがダメなのか後半で説明しますが、まずは月額の駐車方法を見ていきます。
月額の駐車場を契約する場合
月額駐車場には以下のタイプの駐車場がありますので参考にしてください。
平地駐車場
コンクリート舗装タイプ、砂利・砕石敷きタイプがあります。
砂利・砕石敷きタイプに関しては移動時、石が跳ね車両が傷つく恐れがあります。
また両方とも屋根が無い場合がほとんどであり、悪天候時にはボディの劣化が進む可能性があります。
また周辺に何もない場合は盗難など被害に合う場合がありますので、駐車場に監視カメラが付いているか確認をした方が良いと思います。
ただ価格は一番安いかと思います。
※その他に
私は地方で砂利・砕石敷きタイプの平地駐車場に関わることがあります。
意外に苦情で多い内容が「雑草が生えている」「路面が削れて雨天時に靴が濡れる」ということです。
契約前にその場合どのように対処してくれるのか、どのくらいの頻度で対処を計画しているのか(除草剤を撒く頻度など)を聞いておいた方が無難です。
ちなみに私の地方では年間20、000円で借りることが出来ます。格安ですよね(笑)
シャッターガレージ
郊外にある場合が多いようです。
郊外にある分、費用が安いですが同地域にある平地駐車場と比較した場合、価格が高いです。
ただし、ガレージ内に車両を収容できる分、平地駐車場で指摘した「悪天候時の車両劣化」「盗難被害」のリスクは軽減されます。
ただし車高が高い車両に乗っている方はガレージ内に入庫できない場合もありますのでそこは注意してください。
立体駐車増
街の中心部に多いタイプです。
月額料金は高めですが、シャッターガレージと同じく「悪天候」「盗難被害」に遭うリスクは少なくなります。
またほとんどの立体駐車場には監視カメラが付いており、事故や盗難があった場合は安心です。
ただし価格は一番高くなりますので、ご自分の懐と相談していただくことになります。
都心部で働くビジネスマンの方は多く利用されるのではないでしょうか。
その他にも「賃貸物件の駐車場」があります。
要はアパート会社が引っ越し時に紹介してくれる駐車場になります。
平地駐車場を進められる場合が多いのですが、中には屋根付きであったりします。
選択肢として自分で探す場合や、アパート会社に聞く場合もありますので自分で最適な場所を探してみてください。
月額駐車場の契約方法
契約内容は基本的に物件契約と一緒になります。
具体的には管理会社・オーナーに連絡を取り、契約内容を確認して契約書を結び、入金という流れです。
契約する場合は先に述べましたが、「雑草の処理はどうなの」「路面が削れていたら」「監視カメラはあるの」「違う車両が停まっていたらどうするの」など疑問に思うことは契約前に聞いておきましょう。
基本的に初期費用に関しては以下が発生すると言われています。
・契約料 賃料1カ月
・前賃料 1~2か月分
・仲介手数料 賃料1か月分(仲介業者を利用した場合)
ただこれらの金額はあくまで目安ですので地域によって異なります。
先に述べましたが、私の地域ではざっくり年間○○万円です。契約前に色々聞いて確認してください。
駐車場探しの注意点
引っ越し先では不慣れな点があるかと思います。また運転に不慣れな方は以下に注意してください。
駐車区画は入庫しやすい場所にする
私は平地駐車場の契約に携わったことがあるのですが、契約希望者に必ず「運転は得意ですか」と聞いていました。
対象が学生であったこともあるのですが、不慣れな方を駐車が難しい区画、大きい車両の隣に配置すると事故が発生する確率が高まります。
オーナーなどが配慮して聞いてくれる場合もありますが、そうでない場合は必ず自分の不安な点を相手に伝えて、ストレスを少しでも無くすよう努めてください。
混雑する道路に面する駐車場は避ける
車両の通行が激しい場合、出づらい場合があります。
人通りが多い場合も同様で場合によってはそれが原因で遅刻する場合もあります。特に都市部に多いと感じています。
管理会社から紹介された場合は事前にそのことを確認しておきましょう。
車庫証明とは
正式には「自動車保管場所証明書」と言います。
引っ越しや車両の名義が変更になった場合に手続きが必要となります。月額契約を結んだ場合はサインをしてもらいましょう。
ただし、場合によっては賃料の1か月分を請求される場合があるようです。
引っ越しに利用した不動産会社が駐車場を管理していた場合、用紙などは契約先が用意しますが、個人オーナーだと自分で用紙を用意する場合があります。
その場合は「地域の警察署窓口」「警察署HP」を参照して用紙を用意しましょう。サインをしてもらったら警察署にコピーを提出してください。
※車庫証明が取れない場合
理由は様々ですが、個人オーナーにそのケースが多いようです。「オーナー自身が車庫証明を取得したい」「前に利用していた方が車庫証明の変更していない」などです。
基本はトラブルを避けるため、車庫証明を警察に届けるのが基本ですのでその場合は別駐車場を契約するのが無難かと思います。
実家が近くにある場合、実家の車庫を利用する
引っ越し先が実家から半径2キロメートル圏内の場合、車庫証明を取る必要がありません。
車庫証明は半径2キロメートル圏内が対象となるためです。
なかなか実家近くに引っ越す場合は少ないと思いますが、仮にそのような場合は固定費を浮かせるために検討してみてはいかがでしょうか。
引っ越し先に駐車場が無い場合はどうしたら良い?【まとめ】
ここまで記載いたしましたが、引っ越し時に駐車場は何らかの形で契約をしてください。
路面駐車や空いているスペースに駐車というのはトラブルの元になります。
車両を使用する場合は必ず「引っ越し時に駐車場を借りるなど対応」をしてください。
その場合、費用が発生します。駐車場の契約は固定費になりますのでご自分の予算と検討をして無理が無い契約が出来れば幸いです。