大好きなチョコを思う存分食べたい。
バレンタインが近くなると、チョコの甘い匂いで街が包まれていきますね。
いつもより、チョコに触れる機会が多いからこそ、仕事帰りの疲れた自分へのご褒美についつい手に取ってしまう人も多いのではないでしょうか。
家に帰って、至福のひと時を味わうため、少し落ち着いてから、買ってきたチョコをあけて、幸せな気持ちで口の中へ入れると、美味しいと同時に歯にチョコがしみて痛いなんて経験ありませんか。
せっかくの幸せな時間が一気に台無しになってしまいますね。
チョコを食べると歯が痛い原因や治し方についてご紹介していきます。最後までお読みいただければ、大好きなチョコを思う存分食べられるようになるはずです。
チョコを食べると歯が痛い!虫歯なの?
チョコを食べると歯が痛いとき、まず虫歯を疑いますよね。
丁寧に歯磨きをしているのに、虫歯になるなんてついていないと思う方もいるかもしれません。
本当にその原因は虫歯なのでしょうか。
チョコを食べると歯が痛い原因は、虫歯だけではありません。
知覚過敏の方も歯にしみるような痛みを感じます。
知覚過敏と聞くと、冷たいものが歯にしみるという印象が強いですよね。
実は、甘いものも食べると歯が痛いと感じるのです。
知覚過敏の場合、冷たい飲み物や食べ物、甘いものを食べた時や、寒い外気を吸った時、歯磨きをしたときなど、歯に少し刺激を加えたときに虫歯と同じような痛みを感じることが多いです。
歯が痛い原因を虫歯だと思い込み、対策をしていても虫歯が原因でなければ、一向に大好きなチョコが食べられるようにはなりません。
チョコを食べると歯が痛いのに、虫歯がない方は知覚過敏の対策をしてみましょう。
知覚過敏になる原因について
知覚過敏は、歯の表面にある外からの刺激を抑えるエナメル質が様々な理由でなくなることによって、その下にある象牙質が露出してしまい、外からの刺激を直接歯の神経に伝えてしまうことが原因で起こります。
そこで、エナメル質が、なくなり知覚過敏になる原因についてまとめてみました。
- 歯周病や加齢で歯茎が下がることにより、エナメル質がない部分が露出する。
- ホワイトニングや研磨剤が入っている歯磨き粉を使い続けると、歯は白くなるがその分、歯の表面のエナメル質を削ってしまう。
- 歯の表面のエナメル質は酸性に弱いため、ジュースや酢の物、果物など酸が含まれている飲食物を過度にとっていると、結果的にエナメル質が溶けてしまう。
- 歯ぎしりや歯の食いしばり、歯のかみ合わせの悪さにより、歯の表面のエナメル質が摩耗してしまう。
いかがでしょうか。
当てはまる項目があった方は要注意です。
食べると歯が痛いということが今の段階ではなくても、今後、知覚過敏の原因となる行動を続けていたら大好きなチョコを思い切り食べられなくなってしまうかもしれません。
是非、自分の行動を振り返ってみてください。危ないなと思うところがあれば、気を付けるようにしましょう。
知覚過敏を治して好きなものを思いっきり食べよう
知覚過敏かもしれないと思ったらすぐに対処することが大切です。
何事も早めに対処することで最悪の事態を防ぐことが出来ます。
お家でできるケアについてまとめましたので参考にしてください。
まずは歯医者へGO!
チョコレートを食べて歯が痛くなる原因は虫歯、知覚過敏、歯肉炎等、いくつかあるため、やはりまず最初に歯医者へ行って検査してもらうことが大事です。
原因によって対策も違いますのでしっかり調べてもらってくださいね。
正しいブラッシング方法を身につけよう
複数の歯をまとめて力強くブラッシングをしていたりしないでしょうか。
複数の歯をまとめてブラッシングをすると、汚れがしっかり取れずに歯周病の原因となります。
また、力強いブラッシングも歯の表面や歯茎を傷つけてしまいます。
忙しくても、1本1本優しく丁寧に磨くことを心掛けましょう。
知覚過敏ケア用の歯磨き粉を使用しよう
歯周病ケア用の歯磨き粉はよく見かけるかと思いますが、実は知覚過敏ケア用の歯磨き粉があります。
エナメル質を強化する手助けをしてくれます。
自分の歯の問題にあった歯磨き粉を選ぶことが大切です。
マウスピースをして歯を守ろう
歯ぎしりや歯の食いしばりで歯にダメージを与えてしまっている人は、マウスピースをつけるようにしましょう。
マウスピースをつけることで、歯ぎしりをしても歯と歯が当たらないため、エナメル質が削れるのを防ぐことが出来ます。
また、歯の食いしばりの癖がある人は、意識して食いしばりの頻度を下げるようにしていきましょう。
お家のケアでよくならない方や、もうすでに我慢ができないくらい症状が悪化している方は、手遅れになる前に歯医者で診てもらうようにしましょう。
チョコを食べると歯が痛い。【まとめ】
チョコで歯が痛い原因が虫歯じゃない場合、知覚過敏の可能性があるとお話してきました。
あなたにも当てはまる危ない行動があったのではないでしょうか。
1.チョコを食べてしみる原因は虫歯じゃなく、知覚過敏の可能性もある
2.知覚過敏は歯の表面のエナメル質を傷つけることが原因で起こる
3.お家でできる知覚過敏ケアをして、好きなものを思い切り食べよう
今、知覚過敏ではない方も、日頃のケアを怠らず予防をしていきましょう。
すでに、食べると歯が痛いという方は、お家でできるケアを継続し、大好きなチョコを歯を気にせずに食べられるよう、歯の表面のエナメル質を大事にしていきましょう。