どんど焼きを忘れた!そんな場合の正月飾りの3つの処分方法は?

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どんど焼き。1月の15日頃の小正月に行われる伝統行事です。

年末にお迎えした歳神様を、どんど焼きの炎や煙とともに天にお見送りする、という意味があります。

正月飾りや書き初めなどを持ち寄って焼くどんど焼きですが、もし、体調を崩してしまったり、年末年始の忙しさで正月飾りを出し忘れた場合、どういう処分方法があるのでしょうか?

そんな場合の処分方法として、神社に行ってお焚き上げしていただく、ご自宅でお焚き上げをする、ゴミとして処分する、という処分方法があります。

一つずつ、ご紹介していきますね。

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目次

どんど焼きを忘れた場合の正月飾りの3つの処分方法

神社に持っていく

門松やしめ縄は、歳神様をお迎えするために年末に用意するものです。

年が明けた小正月に、用意した正月飾りなどを焼くことで煙とともにお帰りいただきます。

神様に関する行事ですので、神社では「古札入れ」を設置し、納められたお正月飾りやお札などをお焚き上げするところが多いです。

注意したい点は、古いお守りや正月飾りであれば何でも納めてよい、という訳ではないことです。

古札入れには、神社から授かった正月飾りやお守りなどだけを納めることができるのです。スーパーなどで買った門松やしめ縄などの正月飾りは、入れることはできません。

初詣や観光地などで買ったお守りなどは、1年が経ったら買ったところへお返しする、というのが基本的な習慣です。

観光地などで買った場合やお土産などでもらったお守りは、その存在を忘れがちです。だからといってすぐに当地に行って返納するというのも難しいです。

そういう場合は、ご近所にある寺社の古札入れに納めることができます。

古札入れに納める場合、神社でいただいたお守りは神社へ、お寺でいただいたお守りはお寺へお返しする、という決まりがあるそうです。しっかりと覚えておきましょう。

自宅でお焚き上げをする

ご自宅にお庭があり、消防法に触れない地域であれば、ご自宅でお焚き上げをすることができます。その場合、お清めの儀式が必要となります。

お焚き上げをする前に、地面に塩と日本酒でお清めをします。

清めた地面の上でお焚き上げをしてくださいね。お清めをする場合は、塩をふりかけながら、お酒をまきながら、

「祓い給え、清め給え、かむながら守り給え、幸え給え」

と声を出して言うそうです。忘れたりしないよう、メモをしておくといいですね。

ゴミとして処分する

神社へも持っていけない、自宅でのお焚き上げもできない、という場合は、ゴミとして処分します。自宅でのお焚き上げと同じように、お清めが必要です。

新聞紙などを広げ、門松やしめ縄などのお正月飾りを置きます。お清めの塩は、左側、右側、それから中央の順番にまきます。

その際は、感謝の気持ちを込めることを忘れないでくださいね。

自宅でのお焚き上げの場合と同じように、言葉を声に出して言いましょう。

処分する前には、燃えるゴミと燃えないごみの分別もお忘れなく。

ゴミ袋は家庭ゴミとは別に用意し、お清めした飾りを白い紙や布などに包んでゴミ袋に入れましょう。

どんど焼きを忘れた!【まとめ】

どんど焼きを忘れた場合の正月飾りの処分方法をご紹介しました。いかがでしたか。

自宅の庭でお焚き上げもできるのですね。どんど焼きの日を忘れた場合でも寺社に持ち込めますし、神様の魂が入っていない飾り物でも、普通にごみ収集に出せます。

それを考えると、絶対にどんど焼きで焼かないと、と思う必要はなさそうですね。

特に今時の正月飾りは、スーパーなどで買い求める人たちの方が多いのではないでしょうか。

そういう飾りは、環境問題などの関係でどんど焼きでは受け付けてもらえない可能性がありますし、寺社へ持って行っても、関係者の方々のご迷惑にもなりかねません。

神社などでいただいたお守りなどをお持ちの場合は、どんど焼きの日を忘れたりしないよう、カレンダーにチェックしておきましょう。

それ以外の物はお清めをして、決まりを守った上でゴミとして処理しましょう。平安時代から続いている伝統行事です。

いつまでも続いてほしいものです。

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