様々な理由で送られる寒中見舞い。最近ではハガキを出す機会も少なくなりましたが、寒中見舞いもラインやメールで済ませることが出来ると楽ですよね。
ですが、カジュアルになりすぎて失礼に当たらないか心配です。
また、寒中見舞いが届いたときは必ず返信が必要なのでしょうか。
この記事では、このようなお悩みに対し、「寒中見舞いの返信をラインやメールで送るときの注意点」や「寒中見舞いの返事の必要性」、「寒中見舞いのシチュエーション別例文」などをご紹介します。
寒中見舞いの返信はラインでも大丈夫？
これは相手との間柄や、相手からの寒中見舞いが「ハガキ」で送られてきたのか、「ライン」で送られてきたのか、ということによって対応が変わるかと思います。
決められたルールはありませんから、個人のモラルで判断することになります。
例えば上司や目上の方から送られてきた「ハガキ」の寒中見舞いであれば、こちらからも「ハガキ」で返信しなければ少し失礼な印象ですね。
一方、「相手からもラインやメールで送られてきた」という場合や「気心の知れた仲の良い友人」の場合であれば、ラインやメールで済ませてしまっても良いかと思います。
ですが、「ハガキ」で送られた寒中見舞いに対しては出来れば「ハガキ」で送るほうが丁寧ですし、「ラインやメール」で返信する場合も「ラインで失礼します」などの一言は付け加えたほうが、印象が良くなるかと思います。
そもそも寒中見舞いに返信は必要？
寒中見舞いを出す理由は人によってさまざまです。
寒中見舞いを貰ったシチュエーションによって返信が必要かどうか変わってきます。下記にシチュエーション別の例を紹介します。
自分が喪中で年賀状の代わりに頂いた場合
事前に「喪中はがき」を送っていない場合にはしっかりと返信をする必要があります。
事前に「喪中はがき」を送っている場合は「喪中はがき」にて「新年の挨拶に代わる言葉の」を書いていた場合と書いていない場合で対応が異なります。
書いていた場合は、すでに挨拶をしたうえで「年賀欠字」の報告をしているため、返信は不要です。
しかし、挨拶を書いていない場合は、「年賀欠字」の報告のみとなっているため、返事を書くべきでしょう。
相手が喪中で年賀状の代わりに頂いた場合
相手が喪中で年賀状の代わりに寒中見舞いをいただいた場合は、こちらも年賀状代わりに挨拶をする必要があります。ですから寒中見舞いの返信は必要です。
年賀状を送るのが遅くなったお詫びで頂いた場合
この場合は、年賀状を自分からすでに送っており、「相手が年賀状の返信として寒中見舞いを送った」というシチュエーションですね。ですから、返信は不要になります。
季節の挨拶
お互いに年賀状の交換をした後に、季節の挨拶状という意味で年賀状とは別に寒中見舞いが届いた場合は、返信が必要となります。
寒中見舞いの返信書き方【例文】
シチュエーション別に寒中見舞いの書き方の例文をご紹介いたします。
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な寒中見舞いをいただきありがとうございます
厳しい寒さが続いておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか
私たち家族もお陰様で変わりなく過ごしておりますのでご安心ください
厳寒の折 どうぞご自愛ください
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中と伺いましたので新年のご挨拶は控えさせていただきました
〇〇様がご逝去なされて、寂しい毎日をお過ごしのことと存じます
厳しい寒さの折 お疲れが出る頃かとおもいます
どうぞお身体を大切にお過ごしください
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な寒中見舞いをいただきありがとうございます
暖冬とはいえ 朝晩の冷え込みは辛いですね
皆様はいかがお過ごしでしょうか
こちらはお陰様で元気に過ごしておりますのでご安心ください
暖かくなりましたら またお会いしましょう
寒中お見舞いです
ラインで失礼します
寒い日が続いていますが〇〇ちゃんはお変わりありませんか？
わたしはお陰様で元気に過ごしています
また近々、みんなで集まりたいね
まだまだ寒いので身体に気を付けて過ごしてね
寒中見舞いの返事はラインでも大丈夫？【まとめ】
寒中見舞いの返信はその時のシチュエーションによって返信が必要な場合と不要な場合があります。
基本的には「自分が挨拶文を送り、その返信で寒中見舞いで頂いた」という場合には返信が不要となりますが、「自分が挨拶文を送っていないのにも関わらず、寒中見舞いが届いた」場合には返信が必要となります。
また、寒中見舞いをラインやメールで済ませることも可能ですが、ラインやメールはハガキで送るよりも簡易的でカジュアルな印象となります。
ですから、相手との関係性やシチュエーションに応じて、どのようなツールを使って寒中見舞いを送るか検討したほうがよいでしょう。
