おせちに入っていた数の子がしょっぱい。
そんな時はどうしたらいいのでしょう。
味付け後だけどしょっぱさを薄めることはできます!
自分の好きな塩加減にする方法と、なかなか食べきれず残った数の子を食べやすくアレンジする方法をご紹介します。
おせちにはなぜ数の子が入っているの?
おせちに入っている、透き通ってコリコリした食感の数の子。
数の子はなぜおせちの中に入っているのでしょうか?
数の子の親はニシン。
ニシンは「二親」と呼ばれ、二人の親からたくさん子供が生まれる、子孫繁栄の意味を込めておせちの中に入ります。
数の子は下処理が必要
買ってきた数の子はそのままでは食べれません。
海水よりも高濃度の塩分を含んでいるのですごくしょっぱいです。
しょっぱいので、水につければ食べれるかと思いきや、水につけただけではしょっぱさは消えますが、今度は苦みが出てきます。
これは、塩が抜けすぎてにがりの塩化マグネシウムが残るため。
この塩化マグネシウムを残さないために、塩水で塩抜きをします。
1Lの水に10g、水に対して1%の塩を入れた塩水を作り、6~8時間に1回づつ塩水を交換しながら様子を見ます。
塩水を交換する際に、端を少し割って食べてみて好みの塩加減に調整します。
数の子がしょっぱい!味付け後に薄める方法
この方法は、おせちに入っている味付け後の数の子でも使える塩抜き方法です。
塩水で塩抜きすると、もっとしょっぱくならないかな?と不安になりますが、水に溶ける食塩の量には上限があるので、程よいしょっぱさになります。
こちらで塩抜きした数の子は、1日から2日で食べきりましょう。
たくさんの量を塩抜きしてしまうと、食べきれずに腐ってしまうことがあるので食べきれる量で塩抜きするのをおすすめします。
数の子に味をつけるには?
塩味のみの数の子だとちょっと味気ない。そんな時はだし・しょうゆ・さけ・みりんで合わせだしを作り、漬け込みます。
タッパーなどの容器に塩抜きした数の子を並べ、合わせだしを数の子全体が浸るくらい入れ、1日ほど漬け込みます。
食べるときは汁気を切り、食べやすい大きさに切ります。
その時卵がバラバラにならないように手でちぎるか、数の子にはくし目と言って等間隔に割れ目があるのですが、その反対側から包丁を入れるようにすると、きれいに切り分けることができます。
こちらも日持ちが冷蔵庫で3~4日なので食べきれる量で作りましょう。
和風も洋風も!数の子のアレンジ例
どうしても食べきれない。味に飽きた。そんな時は、アレンジしてマンネリ脱却!
定番松前漬け
細切り昆布や酒で柔らかく漬け込んだするめ、醤油、砂糖、酢、みりんなどの調味料で漬け込みます。
お好みでニンジンや、大根の細切りを加えると、色々な歯ごたえが楽しめます。
数の子入りポテトサラダ
お惣菜のポテトサラダに余った数の子を入れてもおいしい!
コリコリ食感が加わって違った一面を楽しめます。
からしや、かつおだしにもよく合います。
クリームチーズと合わせる
実は数の子、クリームチーズと相性抜群!
バターやはちみつを合わせたり、ニンニクや黒コショウを合わせたり。
クリームチーズとアボカド、数の子というくみあわせもおすすめです。
サラダにも
数の子とレタスや水菜などの野菜をカツオ風味の合わせだしでいただくのもオススメです。
野菜のシャキシャキと、数の子のコリコリ食感が癖になります。
数の子がしょっぱい!味付け後に薄める方法【まとめ】
しょっぱくて手を付けれない数の子も、自分のアレンジ次第で素敵なメニューに変身!
おせちの中や、松前漬けの中に入っている数の子が定番ですが、色々な食材と相性が良いので、色々ためしてみると楽しそうですね。
余ってしまいがちな数の子もメイン料理になる日も近いかもしれません。