ちょろぎの食べ過ぎは毒となる?栄養と効能を徹底解説!

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おせちの中に入っているくねくねしたかわいい形のちょろぎ。

黒豆に添えられて、飾りのようにも見えますが栄養はあるのでしょうか?

ひとつかふたつ入っているのしか見かけたことがないのですが、ちょろぎは食べ過ぎると毒だからなのでしょうか?

そんな謎ばかりのちょろぎについてご紹介します。

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目次

ちょろぎの食べ過ぎは毒となる?

ちょろぎの栄養と効能。

なんとちょろぎは食べ過ぎると毒になるどころか、いいことづくめだったのです。

本場中国では、滋養強壮、体の熱を下げる、咳止めの効果があるとされています

そして、チョロギエキスや粉末の製造方法は製薬会社により特許化されています。

たんぱく質・ビタミン・鉄分が豊富で、風邪に聞くと言われるほか、胃潰瘍予防、脳機能改善効果、認知症予防、糖尿病、高血圧にも良いとされています。

アクティオサイド

強力な抗酸化作用があり、胃潰瘍になるほどの胃酸でも、それを中和し潰瘍を防ぐ働きがある。

脳の酸欠状態を抑制する効果もあり、脳梗塞や、認知症の症状を大幅に改善する効果がある。

スタキオース

血漿グルコース値の改善、有害なバクテリアの増殖を抑える効果があるため、糖尿病や高血圧の改善効果が期待される。

オリゴ糖

ちょろぎにはデンプンが含まれておらず、炭水化物のすべてがオリゴ糖です。

腸内に乳酸菌などの善玉菌を増やす働きや、整腸作用があり、消化力、便通をよくします。

そもそもちょろぎってどんなもの?

ちょろぎは中国原産のしそ科のハーブの一種で、植物の根の先端にできる3cmくらいのくねくねしたかわいい形のところが食用とされます。

いわゆる球根のような物です。

トルコやイランでは、ラムズイヤーと呼ばれています。

日本では、大分県竹田市、広島県福富町、岩手県釜石市、福島県東和町、岡山県、秋田県、北海道などで生産されています。

旬の時期は、11月から1月で、ほとんどが梅酢漬けに加工されているので、いつも見かけるちょろぎは赤い色をしています。

生のちょろぎは白いほど新鮮で、生で食べると苦みやえぐみが強いです。

なんと収穫は手作業!

くねくねしたかわいい形を掘り起こすのには機械化がなかなか進まないそうで、大量生産できず、生のちょろぎはなかなか見かけることがなくなってきました。

栽培から収穫まで手間もかかるので、チョロギの生産者も減ってきているそうです。

どうして、ちょろぎはおせちに入っているの?

花言葉は「楽しい人生」
すごく縁起がよさそうですね!

くねくねした独特のかわいい形。

この形から本場の中国では石蚕に似ていることから「草石蚕(ソウセキサン)」と呼ばれています。

日本では、「長老木」「長老喜」「長老貴」「丁呂木」「千代呂木」とされ、長寿を願う縁起物となっているため、おせちの中の黒豆に添えられているそうです。

ちょろぎは食べ過ぎると毒になるの?【まとめ】

ちょろぎは生のままだとえぐみがあって食べづらいため、毒のようなイメージがあるかもしれませんが、毒はないそうです!

ただし、体の熱を下げる効果があるため食べすぎると冷えにつながるので、おせちを食べる寒い時期は特に食べ過ぎに注意したほうが良さそうです。

おせちの黒豆にちょこんと添えられた、赤くてくねくねした可愛い形のちょろぎ

一つのおせちにせいぜい2、3個入っているかな?くらいしか見たことがないですが、そんな脇役のちょろぎはこんなにたくさんのメリットばかりでびっくりですね!

整腸作用から認知症予防まで、多岐に渡り効能があるのですね。

そしてちょろぎの愛好会まであるそうです!

たくさんメリットがあることがわかると、おせちだけではもったいない気もします。

今は脇役かもしれないですが、近い将来ちょろぎがメイン料理になる日も来るかもしれませんね。

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