正月飾りを元旦に飾るのはNG?年末遅れた場合の正しい対処法を徹底解説!

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お正月に年神様(お正月の神様)をお迎えするために飾る正月飾り。

しめ飾り・鏡餅・門松などありますが、最近は年末まで慌ただしく、なかなか正月飾りを準備する時間がないですよね。

本当は年内に飾り付けを終えたいけど、大掃除も終わってない…そんなとき、正月飾りを元旦に飾ってもいいのかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

今回の記事は、そんな正月飾りの由来や飾る時期について考えていきますね。

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目次

正月飾りを元旦に飾るのはNG?

まず結論から言うと正月飾りを元旦に飾っても失礼にはならないと考えます。

もっと失礼なのは、大掃除をせずに正月飾りを飾ること!!

正月飾りとは「大掃除が終わって、年神様をお迎えする準備ができましたという合図」なので、大掃除が終わってないのに飾るのはズルしてるってことですもんよね。

本来は12月13日から大掃除を開始して、大掃除が終わってから、28日までに正月飾りを飾り終えるというのがパーフェクトでした。

しかし28日までに飾れなければ、29日は二重苦に通じるので避け、31日も一夜だけで失礼だと避けるので、残りの30日になんとしても飾るというのがしきたりなんです。

また飾るときは午前中で、夕方から夜にかけて飾るのは避けたほうが良いそうです。

なぜ正月飾りを飾るのが一夜だけだといけないの?

正月飾りを31日に飾る「一夜飾り」がいけないのは、次の3つの理由があるとされています。 

(1)は年神様をお迎えするのに、一夜だけの飾り付けでは誠意にかけるからと言われています。
(2)は慌ただしく準備する、葬儀の一夜飾りに通じるからです。
(3)として、年神様が来られるのは 31日の早朝という説もあり、これに間に合わないからです。

でもどうしても31日じゃないと間に合わないときもあるでしょう

その場合は、2つの方法があります。

正月飾りが28に間に合わない場合の対処法

「盛り塩」を置いて清める

正月飾りの近くに「盛り塩」を置いて清める方法です。

盛り塩は、29日に飾る場合や仏滅等でも使える技です。

お正月まで待つ

遅れてしまったら、いっそお正月まで待ちましょう。
元旦(お正月の朝)には飾りたいですね。

この記事の主題にもなっている正月飾りを元旦に飾るのはNGかという点について、もちろんベストなタイミングではありませんが、年末にしっかりと大掃除をしたのであれば、年神様も許して下さるでしょう

またちゃんと準備して飾る方が、年神様も喜んでくださる気がします。

では正月飾りは具体的にどんなものがあるでしょうか?

正月飾りの由来について

はじめに述べたように、正月飾りにはしめ縄・しめ飾り・鏡餅・門松があります。

しめ縄・しめ飾り

しめ縄は神道の神祭具で、内と外とに結界を張って、悪いものが入らないようにするものです。

『古事記』によると、天照大神が天岩戸からお出になった時に、二度と天岩戸には入れないように、岩戸へしめ縄を張ったという言い伝えがあります。

現在はしめ縄をコンパクトにした、しめ飾りが主流になりました。

鏡餅

お正月に飾る鏡餅は、年神様をお迎えするためのお供えです。鏡には神様が宿るという言い伝えがあり、昔の鏡が丸だったことから、丸い形の餅=鏡餅というわけです。

鏡餅の丸い形は「円満」を表しており、鏡餅を二段に重ねることで「福が二重に」とか「円満に年を重ねたい」という願いが込められているそうです。

門松(かどまつ)

年神様を迎え入れるための目印になる門松。松は冬でも葉が落ちないので、生命力のある縁起物とされています。

古代中国でも繁栄の印とされ、一説に中国で正月に松の枝を門に飾っていた風習が、平安時代に日本に伝わったものといわれています。

正月飾りを元旦に飾るのはNG?【まとめ】

・正月飾りを元旦に飾っても失礼にはならないと思われる
・大掃除せずに正月飾りを飾るほうが失礼である
・正月飾りとは、大掃除が終わって年神様をお迎えできますという合図
・12月13日〜28日までに正月飾りを飾り終えるのがベスト
・29と31日は正月飾りを飾るのを避けるべき(29日は二重苦の意味で、31日は一夜飾りになるため)
・飾るのは午前中で、夕方から夜は避けたほうが良い
・正月飾りにはそれぞれ古来からの由来がある

今回は正月飾りを飾る日にちに考えていきました。年末の忙しい中で飾るのは大変ですが、意味のあることなので、しきたりはできるだけ守りましょう。

正月飾りは大掃除が終わってから飾って、きれいな家で年神様を迎えてくださいね。

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