鏡開きでは多くの方が作られているぜんざい。
さらさらしたぜんざいよりどろどろしたぜんざいの方が好きという方も多いですよね。
でも実際にネットなどのレシピを見て作ったぜんざいはさらさらとしていませんか?
そんなさらさらのぜんざいをどろどろにするために、簡単にできる失敗しない3つのコツをお教えします。
また、美味しいぜんざいが作れない、粒が固くなってしまうという私自身の体験をもとに、確実に美味しくなるぜんざいの作り方の3つのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ぜんざいのどろどろを目指して水は少なめに
始めからどろどろのぜんざいにしたい時は、小豆を煮る水の量を減らしてしまえば確実です。これが1つ目のコツになります。
ぜんざいの材料とは小豆、水、砂糖ですがこれは砂糖水を作る場合と似ていて、水が多ければさらさらになり水が少なければどろどろになりますよね。
そのため小豆を煮るときは、小豆の頭が水を被ってから3cm以内という少なめの水の量を意識すると、どろどろしたぜんざいが作ることができます。
水が少ないと焦げてしまうのではと心配になるかもしれませんが、熱を一定にして早く煮えるための足し水をすると、焦げる心配はないのでオススメですよ。
葛粉を使ってさらさらも、どろどろも
ご家族やパートナーの方の中には、さらさらしたぜんざいが好きという方もいますよね。
その場合にオススメなのが、葛粉を使うという2つ目のコツです。
まず普通のぜんざいを作りどろどろにしたい分を別の鍋に移します。大さじ1杯ほどの葛粉を50ccの水で溶き鍋に入れて沸騰させ、混ぜながらツヤが出るまで煮込んだら完成です。
とろみをつけるということなので葛粉が家にない場合は片栗粉でもできますよ。
簡単にできるので2つの鍋でさらさらとどろどろのぜんざいを作り、食べ比べてみるのも楽しいですよね。
超簡単!薄めるだけであっという間にどろどろに
時間が無い、面倒くさい、難しそうなど、もっと簡単にぜんざいを作りたいという方もいますよね。
その場合にオススメなのが、既に作ってある粒あんを薄めるだけという3つ目のコツです。
缶詰のゆで小豆や、200g、500g、1kgなどさまざまな量で売られている粒あんを鍋に入れて水を加えて薄めていき、お好みで砂糖を加えたら完成です。
この方法は、既に作られている粒あんがとても濃いので水で薄めても自然とどろどろになりますし、水で調整するだけなので簡単に自分の好きなどろどろ具合にすることができます。
小豆から作るのが苦手、煮る時間が無いという方はぜひ試してみてください。
ぜんざいの作り方 失敗しない3つのポイント
ぜんざいを作るどうしても粒が固くなる、失敗してあまり美味しくないといった経験がある方にオススメしたい、時短で失敗しない、確実に美味しくなる作り方の3つのポイント。
このポイントを押さえることで誰でも美味しいぜんざいを作ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
煮込むときは蓋をしないでコトコトと
小豆を1度煮て、水を入れ替えて再び煮る時は蓋をしないことが重要です。蓋をしてしまうと小豆から出たアクが鍋の中にこもってしまいます。
小豆が柔らかくなるまで煮込むので、蓋をしないで小豆から出たアクを空気中に飛ばしましょう。
3回の足し水で時短煮込み
蓋をせず強火で煮込んでいると、しばらくしてブクブクと沸騰してくるので、カップ半量ほどの少量の水を入れて沸騰を落ち着かせます。
これを足し水と言いますが、沸騰させて足し水を入れるという行程を3回繰り返してください。
足し水をすることで鍋全体に均一に火が通るようになり、早く煮えるので時短でオススメです。
足し水を3回入れたらまた沸騰させ、それから火を中火に変えてコトコト煮込んでいきましょう。
2分と10分 蒸らして小豆をホクホクに
小豆を煮て火を消した後は、蓋をして蒸らすことを忘れないでください。この行程があることでよりぜんざいが美味しくできあがります。
始めに沸騰させた後は火を消して蓋をしたまま2分蒸らし、水を入れ替えて再び煮込み粒が柔らかくなった後、火を消して蓋をしたら今度は10分蒸らします。
蒸すことで1つ1つの粒の中まで十分に熱が伝わり、より柔らかくてホクホクとした美味しい小豆になるので、ぜひ取り入れてみてください。
ぜんざいをどろどろにするコツってあるの?【まとめ】
ぜんざいをどろどろにする簡単な3つのコツと、美味しいぜんざいを作れる3つのポイントをご紹介してきました。
いまでは家でわざわざ作らずにお店で食べるという方も多いかと思いますが、この機会に家で作ってみてご自分の好みに合う自分流ぜんざいを見つけてみませんか?
また、小豆には邪気を払うという魔除けの効果があり、鏡開きでは無病息災を願って食べるものなので、願いを込めてみんなで美味しいぜんざいを作ってみてくださいね。