クリスマスが終わるとあっという間に、年末にまっしぐら。
一般企業であれば、大体28日が仕事納めというところが多いのではないでしょうか。
私の経験談ですが、12月25日を過ぎてから仕事納めまでの期間は目が回るくらい忙しい。
そんな年末の忙しさと戦う世の社会人には、仕事納めでしないければいけないしきたりがあります。
それが年末仕事終わりの最後のご挨拶。
職場の上司、同僚、後輩や取引先の方に年末のご挨拶をするのが社会人としてのマナーといえます。
私もとても苦手だったのでどんな挨拶が正解なのか悩まれている方のお気持ちが分かります。
そこで今回は実用的にも使える、年末の仕事終わりの挨拶について例文を交えながらご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
年末の仕事終わりの挨拶のマナーについて解説!
さて、年末の仕事納めの挨拶はどのようにしたら良いのでしょうか。
意外と誰も教えてくれない一般的なマナーを今回は解説していきます。
ただし、企業などによって少しマナーが異なる可能性がありますのでご注意くださいね。
まず、年末の仕事終わりの挨拶マナーで大切なことは2つです。
(2)挨拶の順番に注意すること。
1つ目の「仕事納めの挨拶は対面で行うこと」ですが、基本的に挨拶をするときは対面で行うことが正しいマナーとされています。
お世話になった方全員に挨拶することは難しいかもしれませんが、来年も良好な関係を維持するために、なるべく顔を見ながらの挨拶が大切。
そのときには下記のように述べると良いでしょう。
〇〇さんとお仕事をご一緒させていただき大変勉強になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください。」
最後にお辞儀をします。
ポイントは、最初の「今年1年間大変お世話になりました」と最後の「来年もどうぞ宜しくお願い致します。良いお年をお迎えください」になります。
年末の仕事終わり日というのは、忙しい人がほとんどです。
挨拶するときは簡単に挨拶を済ませることも必要かと思いますので、ポイントを押えてハキハキと速やかに挨拶をするようにしましょう。
次に、2つ目の「挨拶の順番に注意すること」です。
特に社内で挨拶するとき、順番を間違えると人によっては「失礼だ!」という方もいらっしゃいます。
企業によって色々体制が異なりますが、今回は一般的なマナーをご紹介します。
先輩や課長以上には、なるべく個々に挨拶をしましょう。
挨拶の順番は、基本的に役職が上役の方から挨拶をしていきます。
「会長→社長→専務取締役→常務取締役→担当部長→担当課長→先輩」
上記のような順番で挨拶をすると良いでしょう。
ただし、社内での挨拶はその場面や組織のルールで挨拶の仕方が変わります。
例えば50人以上の大人数の方がいる場面であれば、全員に向かって手短に挨拶するのが良いでしょう。
少人数しかいない場面では、一人一人に挨拶するのが適切かと思います。
挨拶をするときには、一般的なマナーを参考にしつつ、その場面の状況をよく見て、適切な対応するのがベスト。
たまに、先輩や上役の方から先に挨拶されることもあります。
その場合は、しっかり椅子から立ち上がって、「こちらこそ、大変お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。良いお年をお迎えください。」と言いお辞儀をします。
座ったまま挨拶をする方もいますが、これは失礼に当たりますので、誰であっても必ず席を立ってから挨拶するよう心がけましょう。
仕事納めの挨拶メールの例文
本来、仕事納めの挨拶は対面で行うことが推奨されています。
そのため、取引先へは訪問して年末の挨拶をすることが慣例。
訪問するときは、カレンダーや名入れタオル、日用品などを添えると好感度が上がります。
しかし、遠方の場合なかなか挨拶に伺えないときは、メールでも問題ないとされています。
仕事納めのメールをお送りするときに気を付けたい点があります。それは「メールを送る時期」です。
年末の最終営業日から逆算して1週間前~3日前までにお送りするのがベスト。
取引先への年末の挨拶と一緒に、年末年始休暇の報告と、年始の営業開始日を添えるようにしましょう。
一例として、下記の仕事納めの挨拶のメール文をご紹介します。
例文1 取引先
営業管理部
●●●様
いつもお世話になっております。
株式会社▲▲の△△でございます。
2021年も残すところあと僅かとなりました。
貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
本年は〇〇様のお力添えにより、おかげさまで××プロジェクトの多大な成功を収めることができ、厚く御礼申し上げます。
来年はさらにその内容を充実させたものに発展させていく所存ですので、何卒変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。
なお、弊社の年末年始の休業期間は下記の通りでございます。
12月29日~1月3日
年明けは1月4日(□)より通常通り営業を開始いたします。
以上、誠に勝手とは存じますが、何卒ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
略儀ながらメールにてご挨拶申し上げます。
このように、1年の感謝の気持ちと年末の仕事納めと年始の仕事始めの予定をしっかりとお伝えしましょう。
例文2 社内の上司や先輩
また、社内の上司や先輩に対面で仕事納めの挨拶ができない場合はメールを使います。
課長〇〇様
お疲れ様です。
▲▲です。
仕事納めのご挨拶に直接伺うことが難しいため、メールにて失礼いたします。
今年1年間、大変お世話になりました。
〇〇課長にはたくさんフォローしていただき学ぶことも多く大変感謝しております。
来年は少しでも貢献できるように、今まで学んだことを活かして頑張りたいと思っています。
来年もご指導いただけますようどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
上記の社内の先輩へのメールの例文になります。
社内、社外でも共通していえますが、気持ちの良い挨拶を心がけることが大切です。
ぜひ参考にしてみてください。
年末仕事終わりの挨拶例文【まとめ】
今回は、年末の仕事終わりの挨拶のマナーとメールで挨拶した場合の例文をご紹介しました。
一般的な例文はあくまで参考です。
その会社のルールも様々ですので、その場にあった挨拶をしましょう。
ただし、上記で挙げた「対面で挨拶をすること」「挨拶の順番に注意すること」を意識して、自分自身の感謝の気持ちを素直に伝えることが大切です。
「仕事納め」の挨拶は、1年を締めくくる大切なマナーです。
気持ちが良い1年が迎えられるよう、今年1年の御礼をしっかりと伝えて1年を締めくくれたらよいですね。
ぜひ参考にしてみてください。