おせちに入っている赤いやつは食べられるの?黒豆の横の理由も解説!

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おせち料理には色とりどりのものがありますよね。

重箱の中には宝石のように赤や黄色や、ぴかぴかの黒…蓋を開けるたびに溜息がでそうです。

その中でも他とは一線を画す存在感があるあの赤いやつ、一見して「赤い芋虫!?やどかり??」と思ってしまうやつ、そう、「チョロギ」についてご説明したいと思います。

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目次

おせちに入っている赤いやつの正体と、そもそも食べられるの?

冒頭でも解説しましたように、おせちに入っている赤いやつの正体はチョロギと言いますが、結論から申しますと、食べられます。

個人的には大好きな食べ物です(笑)。

その見た目のせいで今まで口にすることを避けていたならば勿体なさすぎます!

そんな見た目から誤解を招くチョロギですが、実は筆者はチョロギの存在を高校生の時におせちではなく、同級生のお弁当に入っていたのを見て知りました。

その赤いいもむしみたいなやつを初めて見て、筆者も最初は「何!?それ?食べ物??」と驚きました。

「チョロギってやつ。食べる?」と言われ食べてみると、見た目に反してさっぱりした美味しさに驚き、しばらく同級生からめぐんでもらった記憶があります。

(今にして思えば高校生のお弁当のおかずにチョロギ、渋すぎます…)

チョロギとは?

チョロギは元々中国原産のシソ科の植物で、根っこにできる3センチ程の塊です。

イメージとしてはじゃがいものような育ち方です。

江戸時代に日本に渡って来きて、日本では主に酢漬けで食べられます。

漢字で書くと見た目から「草石蚕」と書いたり、また音から「丁呂木」、「丁絽木」、おせちの食べ物として縁起をかついで「長老木」、「長老喜」、「千代呂木」等と書きます。

昔は全国で栽培されていましたが、機械で収穫できず手作業である事、またそのねじねじした形状から汚れを落とすのに手間がかかる事、農家の後継者不足に加え、海外から安く輸入される為に国内での産地は限られるようになってしまいました。

チョロギの名前の由来

面白すぎる名前ですがその由来は所説あり、元々中国語の「朝露葱」を日本語読みしたのではないかとか、韓国語で「ミミズ」を意味していた「チョロイン」から来たのでは、とも言われています。

こうだという確信した由来は分かりませんが、あの見た目にこの名前、個人的に大好きです。

チョロギの栄養価 これを知ると食べたくなるかも!?

チョロギに含まれる炭水化物はでんぷんではなく、糖質・スタキオールが含まれています。

スタキオールとは非還元性のオリゴ糖で、ビフィズス菌の増殖作用があるそうです。

またタンパク質を2.5%含んでいるとの事。サプリのような効能はありませんが、年末年始のヘビーな食事による弱った胃腸を整えるにはいいかもしれませんね!

チョロギは、なぜ黒豆と一緒に入っていることが多い?

チョロギは地方によっておせちに入っていたりいなかったりします。

また入っているおせちを見た方の中には「黒豆の横にあるのはどうして?」と思われた方もいるもしれません。

おせちに入っている黒豆の意味は「まめに元気に働けますように」、「無病息災」です。

一方チョロギは、前述しました通り漢字で「長老木」とも書きます。

黒豆の意味と合わせて「元気で長生きでずっと働けますように」

昔の人の願いが聞こえてきそうです。

おせちに入っている赤いやつは食べられるの?【まとめ】

おせちに入っていたあのなぞだった赤い食べ物の正体がお分かりになったのではと思います。

チョロギは実はさっぱりして歯ごたえがあり、お腹にも優しい食べ物です。

愛好会もある程、愛されている食べ物です。日頃はなかなか食卓に並ぶ事はないと思いますが、このコロナという時代で健康について改めて見直す方も多いかと思います。

海老やくりきんとん、伊達巻や黒豆の主役級のおかずの横で不思議な食べ物扱いされてきた
チョロギ。食わず嫌いだった方もいるかと思います。

もしどこかでお目にした場合はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

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