お歳暮のお礼状!時候月別(11月・12月・1月)の例文

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そろそろお歳暮を用意したりいただいたりの季節。

お歳暮は心のこもった感謝の気持ち。
いただいたらとにかく早めのお礼状を心がけたいもの。

SNSが世の中の通信の主流になった現代だからこそ手書きのお礼状。

心を込めて贈ってくれたお歳暮に対して心のこもったお礼状が何より嬉しいもの。
慌ただしい年末にどちらも気持ちが温かくなりますね。

どうせ送るなら額面通りではなく自分の言葉で書きたいもの。
でもなんでも書けばいいってものではないことも。

お礼状などのお手紙にもマナーはあります。
それは時候の挨拶文を入れること。

これは大人なら誰でも知っている世の中の常識。
季節を表す言葉を交えながら手紙の冒頭部分で書かれている、あれです。

なんとなくはわかっていてもいざ書くとなると時候の挨拶って具体的にはどんなもの?という人が多いのでは。

活字離れが進む昨今、手紙を書きなれている人の方が少ないのは悲しいけれどそれが事実。
お歳暮のお礼状に合わせた時候の挨拶を紹介します。

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目次

そもそも時候って?

時候とは季節を表す言葉。
時候の挨拶はその時々の季節を自分の心情と共に表すこと。

美しい四季のある日本ならではの奥ゆかしい習慣ですね。
また本題に入る前のワンクッション的な役割も担っています。

日本人は人と会ったらまず天気の話をすることが多い。
「今日は暑いですね」
「いいお天気で気持ちがいい」など。
主婦ならそこから井戸端会議が始まったり。

手紙も同じこと。
季節を感じる挨拶から読むので次の本題へスッと入りやすくなるもの。

でもここではお礼状なので「最近は寒くなりましたね」などと書くわけにいきません。
友達や親しい人ならもちろんOK。

でも礼節を重んじる手紙の時はきちんとそれなりにルールを守らねばならない。

時候の挨拶は12カ月分ちゃんとあります。
主な時候用語は5月なら「新緑の候」。
10月なら「紅葉の候」など。

どの言葉もそれを聞けば季節が感じられますね。
新緑の色鮮やかさを思い浮かべたり紅葉のキレイな色がパッと目の前に広がったり。

他、時候の挨拶文としては8月なら「秋はまだ遠く、連日厳しい暑さが続いております」
4月なら「新一年生のランドセルが春光と共に眩しい季節になりました」など。

時候用語と時候の挨拶文は一緒には使わないこと。
必ずどちらか1つ。

時候の挨拶文を使うのであれば拝啓などの頭語とセットにすること。

手紙のルールやマナーを知っておけばビジネス間においても絶対お得。
大人の常識はしっかり身につけておくべき。

12月の時候用語ってどんなもの?

12月の時候用語もたくさんあります。
「師走の候」「初冬の候」「寒気の候」「厳冬の候」など。

時候は1ヶ月の中でも初旬中旬下旬と細かい季語があります。
間違えないように注意が必要。

お礼状が届く頃を想定してその時期にあった時候や時候の挨拶を選びたい。
例年より暖かい日が続くなら「暖冬の候」や「初冬とは思えない暖かい日が続きます」など。

個人宛の時候用語なら
「歳末の候、◯◯様はじめご家族の皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
ビジネス関係なら
「歳末の候、貴社におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申し上げます」
などとなります。

時候の挨拶文を使うのであれば
「師走に入り、商店街も賑やかになってまいりました」「年の瀬も押し迫ってまいりました」など。

個人宛なら時候の挨拶文をマニュアル通りではなく自分の言葉で書きたいですね。

例えばこんな例文はどうでしょう。
「こちら◯◯県は昨日初雪の便りが届きました」
「我が家の庭の山茶花も寒さに負けず健気に咲いております」など。

送り主の情景が相手に伝わると思いませんか?

11月に届いたお歳暮とお歳暮に代わるお年賀としてのお礼状はどうしたら?

今はCMやデパートの早割りサービスなどの影響でお歳暮シーズンが早くなっているよう。
中には11月中やお年賀として1月にいただくことも。

時候用語も挨拶文も基本は同じ。
その季節にふさわしい季語を入れればいいのです。

11月の時候用語と挨拶文の例

《 時候用語 》
「深秋の候」「落葉の候」「初霜の候」

《 時候の挨拶文 》
「我が家から見える◯◯山もすっかり雪化粧です」
「落ち葉のダンスに魅了されて気がつけばもう冬が始まろうとしています」

メインの言葉としては深い秋、暮れる秋、晩秋の秋など。
どれも秋の深まりを感じます。

他にも落ち行く紅葉、初冠雪、初霜など冬の始まりを感じる言葉もキレイですね。

1月の時候用語と挨拶文の例

《 時候用語 》
「迎春の候」「芳春の候」「初春の候」

《 時候の挨拶文 》
「ご家族皆様で新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます」
「初春にふさわしい穏やかな日々に我が家の寒椿もホッとひと息ついております」

メインの言葉はやはり春!
1月の初旬に出すのならやはり新年や春などおめでたい言葉を使いたいものです。

まとめ

こう見てみると時候用語はたくさんあるもの。
時候の挨拶も絶対これでなくてはという決まりはありません。

今、自分が感じている季節への情感を言葉に託せばいいだけ。

言葉から季節を感じられる。
なんて素敵な慣習でしょう。

ビジネス間では難しいけれど個人宛のお礼状ならぜひ自分の言葉で書いてみては?

自分の見ている風景や情感を挨拶文で相手方に知ってもらえる。
とても素敵なことです。

感謝の気持ちをいただいたのだからこちらも精一杯感謝の気持ちを込めたお礼状を送りたいものですね。

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