ご存じでしたでしょうか。
実は、元旦に爪は切ってはいけないんです!
日本における風習として年明けには「爪切りの日」というものが存在します。
一般的には 1月7日 が爪切りの日と言われています。
早速、何故元旦に爪を切ってはいけないのか?
何故1月7日なのか?
いくつか、一般的に言われている理由を見てみましょう。
元旦に爪を切るのがダメな理由は「ケガ」は万が一にもNGだから
こちらは非常に一般的な感覚かと思いますが、気持ち新たに過ごす元旦にケガは絶対にしたくないですよね。
(元旦で無くても嫌ですが。。)
元旦に爪を切ってはいけない、というのは古くから根付いている感覚であり、遡れば爪切りが現代の様に、安全な作業では無かった事が想像出来ます。
もちろん時代によっては石を使って爪を研いでいましたでしょうし、そこからハサミ、刃物等変化していき、現代一般的なクリップ式が定着し安全性が高まりました。
少し大げさな理由に見えますが、、せっかくのお正月に少しでも危険な事を避けるというのは立派な一因なのではないでしょうか!
元旦に「良いご縁」を切らない
古くより、元旦に刃物を使うのは縁起上良くないと言われることがあります。
「良いご縁」まで切れてしまうのでは?という理由からですね。
爪切りも立派な刃物とみなされますので、わざわざ元旦に切らずに、大晦日までに切るか1月7日に切るかにしましょう。
尚、もちろん包丁も避けたい所です。
こちらは元旦から料理をしないという意味で、普段の忙しさからの解放=家事をしないようにする為の配慮としても有名ですね。
おせち料理 も元旦は料理が出来ないという理由で根付いており、現実的に理にかなっているのですね。
1月7日「爪切りの日」の風習
1月7日は季節の変わり目「人日の節句」になっております。
お正月の終わりを告げるタイミングでもあるという事ですね。
季節の変わり目になりますと気温差があったり、お正月からの切り替えになると生活リズムが変わったり、そういった意味で体調には少し気をつけないといけない時期ですよね。
そしてこちらも古くからの考え方で、季節の変わり目には健康を願う行事や風習がある事が多いです。
お正月明けの1月7日に関しては七草がゆを食べ、栄養をたっぷり取り邪気を払い、1年の健康祈願をする事が有名です。
そして昔は行事として、七草がゆを作った後に残ったナズナを水に浸し、その水で爪をふやかした後に切るのが良いとされていたそうです。
この風習から、年明けは 1月7日 の爪を切りましょうという事なのですね。
元旦はやるべき事を減らしましょう
こういった慣習はあるものの、正直現代では知ってる方も少ないのでは?と思います。
慣習にどういった意味があるのかを見ていった時に、縁起上のものだけでは無くしっかり合理的な理由も存在していたりするんですね。
ただ、絶対に慣習に習わなければいけない!という事でもないので、「元旦にはとにかくやるべき事を少なくする」
という事を意識出来れば良いかと個人的には思います!
元旦に爪を切るのはダメ?【まとめ】
海外のマメ知識ですが、中国をはじめとしたアジア圏でも、旧正月期間に髪や爪を切ると不幸をもたらすと言われているそうです。
日本独自の文化、という事でも無いのですね。
また元旦は関係ないのですが。
欧米では人前で爪を切る行為はタブーにあたっています。
日本の家庭では普通にリビングでも切ったりしてしまいますよね。
ホームステイなどの機会があれば気を付けてみてください!