毎日の汚れや疲れを落とすために入るのがお風呂ですよね。
そこで、浴槽にひび割れが出来てしまっていると、水漏れやけがをしてしまったり…
と心配になります。
そこで、浴槽にひび割れが出来てしまった時のコーキングや自分での補修方法や、そのポイントについてご紹介したいと思います。
また、業者さんを頼んだ時の費用相場についてもご紹介したいと思いますので、最後まで是非お付き合いください。
FRP(繊維強化プラスチック)の浴槽の劣化の種類とは?
FRPの浴槽には、浴槽が暖かいお湯を入れると、膨張し、お湯を抜くと元の形に戻るを繰り返す事です。4
起きやすくなってしまう劣化の事や浴槽の寿命が基本的には、10~20年で寿命となっているので、寿命のケースもありますので、主な症状についてお教えします。
ひび割れ(クラック)・欠ける・穴があく
ひび割れが入るだけで浴槽の強度は落ちます。
ひび割れが出来ている状態の所に、シャンプーやボディーソープのボトルを落としてしまうと、割れてしまったり、大きな穴をあけてしまったりします。
ふくれる
普段では気づかないのが、ふくれです。
浴槽が劣化し始めると、お湯をはって膨張して、そのまま元の形に戻らなくなってしまう事があります。
最初は気づかないようなふくれであっても、最終的には、はっきりとわかるほどのふくれになってしまう事もあるようです。
色が変わる
塗装が劣化する事で起きてしまうので、出来るだけ早めに補修する方がいいと思います。
浴槽のひび割れは自分でコーキング出来る?FRPの浴槽の補修方法!
浴槽のひび割れを補修するのに、パテなどを使ってしまうと、浴槽を使う時に、膨張してしまい、ひび割れを酷くしてしまったり、またひび割れを作ってしまう事もあります。
FRPの浴槽を補修する時は、ライニング工法・アルミパテ補修と言う方法で補修します。
ライニング補修
浴槽の表面を樹脂のシート(FRPシート)で新しい層を重ねて、パテでキレイに平らにして塗装コーティングする補修方法です。
アルミパテ補修
アルミパテで浴槽に出来たひび割れを埋め、塗装コーティングで仕上げる補修方法です。
ポイント
浴槽のひび割れの状態が軽い場合(小さい場合など)は、アルミパテ補修で補修をしますが、アルミパテ補修では、強度がそこまで出すことが出来ません。
なので、浴槽の底の部分にひび割れがあると言う様な強度が必要な場合は、ライニング補修で補修します。
*大きく割れてしまっている時は、FRPシートにコアマットと言うシートを何度も重ねて補修する事がありますが、どちらも補修する事で、新品の様な状態に戻せるそうです。
注意点
ライニング補修をする上で、専門の技術が必要な事と、アルミパテ補修より費用が掛かってしまう事です。
浴槽のひび割れは自分でコーキング出来る?
結論としては、
『出来なくはないがおすすめは出来ない。』
ですが…
自分でやる事のメリットとデメリットをお教えしたいと思います。
【メリット】
・業者さんに頼むより費用が安くすむ。
・工事費用がいらない。
・好きなタイミングで出来る。
【デメリット】
・ホームセンターで売られている塗料だと1年も持たずに劣化する。
・専用の塗料をネットで手に入れても専門の知識や技術が必要。
・時間がかかる。
・専用の塗料だけでなく、専用の道具が必要になる。
・自分でやってから業者に頼むとなると自分で塗装した部分をはがすところから始めるため、余分に費用が掛かってしまう。
と言ったメリット・デメリットがある為…
最初から専門の業者さんに頼んでやってもらう方が確実だと思います。
専門業者を頼む時の費用の相場とは?
浴槽によって費用はだいぶ変わってきてしまいます。
【浴槽の種類】
・据え置き型…浴槽自体を単体で設置できるタイプ
・一体型(ユニットバス)…壁や床とつながっている浴槽
【費用の相場】
FRPの浴槽を補修する費用は、大きく分けて2種類あります。
1つは、アルミパテ補修と言う部分的な補修方法で、小さなひび割れで9万円ぐらいかかります。
ひび割れの補修はしてくれますが、補修し終わった時に補修した部分が目立ってしまうデメリットもあります。
補修した後が目立ってしまうのがちょっと…
という人は、ひび割れ補修に加えて、浴槽全体を塗装しなおしてもらう方がキレイに仕上がりますが、塗装の面積が広くなるため、10万円~20万円ぐらいの費用が掛かってきます。
*一体型の浴槽では、塗装コーティングをする時に、浴槽だけという訳にも行かず、壁や床もやる必要が出てきてしまうので、費用が高くなってしまう事が多いそうです。
据え置き型と比べると、3万円~5万円ぐらい高くなります。
浴槽のひび割れコーキングは自分で出来る?【まとめ】
浴槽にひび割れが出来てしまった時は、専門の技術などを持っている専門の業者さんに頼む方が賢明だと思います。
予算が限られていると言う人は、補修がおすすめですが、その前に、色々な工務店に問い合わせてみて見積もりを出して貰うと良いかもしれません。
補修費用が意外に安い業者さんもいるようなので、費用が安いからと言って技術力のない業者さんを選ばずに、しっかりした業者さんに補修の依頼をしましょう。