シンボルツリーとはとは、その家を象徴する木のことです。
お庭のある家では、玄関周りなどにひときわ高い木が植わっていることがありますね。
このシンボルツリー、プランターで育てることもできます。
プランターのシンボルツリーについてまとめてみました。
プランターに木を植える際のポイントとは?
地植えのシンボルツリーと違って、プランターに木を植える際のポイントをまとめておきましょう。
まず、木を植えてシンボルツリーとすることで、フォーカルポイントになることが挙げられます。
フォーカルポイントとは、「焦点」という意味ですが、お庭やベランダ全体の統一感を出すことができます。
また、大きなシンボルツリーは、さんさんと降り注ぐ日差しの量を少なくしたり、風を防いだりしてくれます。
そしてシンボルツリーは、外からの視線を遮ってくれます。
防犯の効果もありますね。
プランターでしたら、日差しや天候によって場所を変えることができます。
つぎに、借り家や地植えできない場所などでも、プランターであれば植えることができます。
マンションのベランダなどには直接土を入れられませんが、プランターを使えば木を植えることができます。
いっぽうで、プランターでは限られた土で育てるため、思ったような高さに育たなかったり、定期的な土替えが必要になったりします。
台風時など転倒しない対策をしたり、つる植物の場合、隣家へ伸びすぎないような配慮も必要ですね。
プランターに木を植えるなら、常緑樹?落葉樹?
常緑樹とは年間を通じて緑の葉が茂っている木のことです。
常緑樹があれば、冬でも緑がある庭がつくれます。
日除けや目隠しの効果も常時期待できますね。
隣家と接する面や人通りの多い場所などでは、常緑樹がおすすめです。
落葉樹とは、秋以降に葉が落ち休眠する木のことです。
落葉樹の最大のメリットは、季節ごとに表情が変化することです。
秋には赤色や黄色に色づいた葉が季節を感じさせてくれます。
夏には緑の葉で日差しを隠し、冬には葉が落ちることで陽の光を室内に入れてくれます。
落葉樹には果実がなる樹種も多くありますので、収穫も楽しみです。
デメリットは、秋の落葉ですね。
目隠しの役目をなさなくなりますし、落ち葉の処理をする手間も増えます。
プランターに木を植えて果実を育てる方法
せっかくプランターに木を植えるのですから、果実がなるといいですよね。
ここでは果実がなる木を植える方法をまとめてみます。
まずは良い苗を探すことが大切です。
茎がしっかりしていて葉が鮮やかな苗が望ましいです。
プランターに肥料入りの培養土を使い、季節の厳しい真夏と真冬以外の時期に植え付けましょう。
プランターの場合、2,3年に一度土を取り替えて上げる必要があります。
また、肥料や防鳥、虫除けなど手間がかかりますが、それなりに収穫もありますので、楽しんで育てられますね。
プランターに木を植えるならおすすめはコレ
※オタフクナンテン
高さが50センチ程度にしかならないため、鉢植えに向いた木です。
春に黄色い花を咲かせます。
病害虫も少ないので育てやすいですね。
※オリーブ
常緑樹で実がなる人気の高い木です。
大きくなってくると枝が横に広がりやすくなります。
果実が収穫できるのも楽しいですね。
※ブルーベリー
果実に人気のある常緑樹です。
果実をつけるようになるには、摘心という作業がありますが、その手間も楽しめる木です。
※クチナシ
濃厚なジャスミンのような香りの花が梅雨の時期に咲きます。
寒さに弱い木ですので、季節によって場所を変えられる鉢植えがおすすめです。
※ヒイラギナンテン
西日が当たれば日陰でも十分に育ちますので、玄関やベランダにおすすめです。
春先に黄色い花が咲きます。
オタフクナンテン同様、病害虫が少ない木です。
※シマトネリコ
日当たりの良いベランダや玄関に置く木です。
大きくなる木ですが、苗の段階で鉢植えにするとちょうどいい木です。
プランターに木を植えるシンボルツリーとは?【まとめ】
いかがでしたか。
家にシンボルツリーがあると、一つのアクセントとなりますので、ぜひ植えておきたいものです。
地植えでなくても、プランターで植えられる木がたくさんありますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。