新しく家庭菜園を始めたり、栽培する野菜や果物の種類を増やしたりするときには、いろいろと準備が必要ですね。
とくにプランターは、ホームセンターなどで購入して、家まで持ち帰るにもかさばりますし、それなりに費用のかかるものです。
また、収穫後に次の野菜を育てるまでに使っていない時間ができちゃうと、なんだかもったいない気もします。
そこで、家庭菜園のプランター栽培を工夫して、コスパをアップする方法をまとめました。
じつは身近にプランター代用品はいっぱいありますし、計画的に育てられる年間カレンダーを作るれば、かなりコスパは上げられますよ。
家庭菜園のコスパをアップ!プランター代用品ってどんなもの?
プランターはそもそも、培養土が入って、水抜き用に穴が開けられるものであれば、容器でも袋でもいいんです。
そう考えると、いろいろありますね。
プランター代用品の例を紹介します。
きっとあなたの家にもあるものばかりですよ。
※ペットボトル
立てた状態で上部を切り取り、底に穴を開ければ縦長のプランターになります。
横に倒して上部を切り取れば、横長のプランターになります。
※紙コップ/プラカップ
紙コップは、丈夫なものをえらびましょう。
いろいろな絵柄があって楽しいですね。プラカップはヨーグルトやアイスのケースなどですね。
※牛乳パック
ペットボトル同様、縦型でも横型でも使えますね。
※空き缶やバケツ
底に水抜きの穴をあけるの力がいりますが、プランター代用品になります。
底に釘をトンカチで打ち付けるのがいいですね。
※発泡スチロールの容器
じつはこれ、すぐれものです。
このあとまとめて紹介します。
※培養土の袋
最近は袋のまま栽培できる商品が売っていますね。
一般の培養土の袋の場合は、耐久性に注意が必要です。
※ジュート、フエルトなどの防水性のバッグ
最近は「布プランター」と呼ばれる製品もあるくらいです。
家で使わなくなったバッグがプランターになるかもしれません。
家庭菜園のプランター代用品イチオシは発泡スチロール?
いろいろなプランター代用品があるなかで、もっともおすすめできるのがこの発泡スチロールの箱です。
発泡スチロールの特性として、保温性がよく断熱性に優れているという点があります。
発泡スチロールの箱の中に土を入れると、気候にあまり左右されない環境が作れるというメリットがあるんですね。
そんな土の中で育つ野菜や果物は、安定的に育つことができ、根張りが良くなります。
また育てる側も手がかからないんです。
発泡スチロールの箱をプランター代用品とする場合は、発泡スチロールの幅が厚めのものがおすすめです。
家庭菜園はプランターを無駄なく使おう!コスパいい年間カレンダーを作ろう
せっかく買ったプランターですから、なにも植えていない時期がないように、一年中使いまわしたいものです。
そこで一年間計画的に栽培をするための年間カレンダーを作りましょう。
家庭菜園の種まきや苗を植える時期は、大きく分けて春と秋の2回あります。
一年間、プランターを無駄なく使い切るには、①春に植えて秋に収穫、②秋に植えて翌年春に収穫、③プランターの空いてる短期間に収穫、3種類の野菜や果物を組み合わせる必要があります。
まず、春に植えて秋に収穫する野菜として、きゅうり、なす、ピーマン、おくら、枝豆、枝豆、ミニトマト、いんげん、ししとうなどがあります。
また、秋に植えて翌年春に収穫する野菜として、そらまめ、えんどう豆、たまねぎ、ほうれん草、ブロッコリがあります。
そして、その合間を縫って植えられる野菜として、小松菜(3月に植えて5月に収穫)、かぶ(4月に植えて6月収穫または9月に植えて11月収穫)、ラディッシュ(4月に植えて6月に収穫)などがあります。
これらをうまく組み合わせて、一年中野菜や果物が育つプランターを作ってみましょう。
ただし、一年中プランターを使うためには、土のコンディションに注意する必要があります。
同じ土の圃場を使い続けると、土壌の成分バランスが崩れてしまい、連作障害を起こしかねません。
肥料を足したり、古い根などをふるいにかけて、生き返らせてあげましょう。
家庭菜園でプランター栽培のコスパをアップさせるには?【まとめ】
いろいろお金がかかる家庭菜園も、工夫をすればプランター代用品も身近にありますし、植え付けも計画的に行うことで最大限のコスパで楽しめそうですね。