グリーンカーテンは夏の日差しを避けるイメージが強いですが、通年で楽しめる植物が多数あります。
一年草、多年草で違いがありますが、今回は一年草をメインに初心者でも育てやすいおすすめの植物を紹介します。
一年草とは、種まきをして発芽してから、もしくは苗の状態から一年以内に成長して、花が咲き、種子を残して枯れる植物です。花だけではなく、実をつける植物もあります。
ぜひ最後までお付き合いください。
グリーンカーテンを通年で楽しむなら一年草!一年草でおすすめの植物は?
植物の葉が日差しを遮りながら、緑の中に鮮やかな花が咲くので窓辺から楽しむことができます。
花がメインの植物を2つ紹介します。
「朝顔」
夏を代表する花としても知られている朝顔はグリーンカーテンに最適です。
開花時期は7~9月で名前の通り朝に花が咲き、陽が高くのぼる昼にはとじてしまいます。
色は淡い紫だけではなく、青やピンクといった色もあるので、育てる時に好みの色を選ぶことでより楽しめますね。
陽の当たるところで育てることによって成長していくので、グリーンカーテンの目的の陽射しを避ける場所に植えることは朝顔にとっても良いことです。
朝顔は小学生の時に、種をとる所まで観察をしながら育てた経験がある人が多いと思います、実際に私もそうです。
一度育てたことがあるので親しみがあるのではないでしょうか?
「バタフライピー」
別名があり、チョウマメ、クリトリアとも呼ばれているハーブです。
ここ最近、バタフライピーの花を煎じてバタフライピーティーが流行っており、青いきれいなお茶で美容にも良いと言われています。
開花時期は6~9月、小さく青いきれいな花を咲かせます。
この青にはアントシアニンという色素が入っており、ブルーベリーにも含まれているものです。
熱帯地域の植物なので、夏の暑さに強くぐんぐんとつるを伸ばし、グリーンカーテンとしても活躍をする植物です。
グリーンカーテンを通年で楽しむなら一年草!実をつける一年草のおすすめの植物は?
実をつける植物はグリーンカーテンの役割と花も楽しんだ後に食べることができるので実用的です。
実が成長するとグリーンカーテンのネットがたわみやすいので、つるがしっかりとネットに絡みつくように誘引しておくことが鍵です。
「ゴーヤ」
実をつけるグリーンカーテンで有名なゴーヤはコツさえ掴めば、初心者でも簡単に育てることができて、実もつきます。
沖縄の郷土料理で使われるゴーヤはニガウリとも呼ばれていますが、正式和名は「ツルレイシ」です。
開花時期は7~9月で黄色い花を咲かせ、20日前後の緑色の状態の実を収穫しましょう。
受粉をしなくても次々と実がなりますが、高い階のマンションで虫が来ない場合は人工授粉するとよいです。
グリーンカーテンとしてもしっかり日差しを遮るためには摘心をして、つるをネットに絡ませてゆくことで実がなってもたまわない丈夫なグリーンカーテンになります。
「パッションフルーツ」
パッションフルーツは温暖な気候、地域で育つイメージが強いですが、日本でも育てることができます。
原産地の暖かい地域では多年草なので、冬を越すことできますが、霜が降りる地域では寒さに弱いので一年草になります。
育てる時には風通りが良く、日当たりの良い場所に設置すると良いでしょう。
開花時期は5~7月で、時計のような少し変わった赤や白と紫の花を咲かせ、収穫時期は7~9月で熟すと黄色い果肉の中に黒い種があり、種も食べることができます。
酸味が苦手な人は収穫してから追熟させることで甘みが強くなります。
グリーンカーテンを通年で楽しめる、常緑つる性低木もおすすめ!
アイビーやワイヤープランツといった植物は常に緑の葉をつけ、グリーンカーテン以外にも使われています。
葉が生い茂り、ガーデニングのアーチや庭の目隠しにもなります。
比較的育てやすいですが、一年以内に大きくするのではなく、数年かけて育てていくイメージでいると良いでしょう。
グリーンカーテンは通年で楽しめる?【まとめ】
今回は、通年で楽しめる植物の中で初心者でも始めやすいものを紹介しました。
日差しも避けつつ、花を楽しむもよし、実を食べることも楽しむもよし、長く育っていく様子を見るもよし、この記事を読んだ機に好みに合わせたグリーンカーテンを育ててみませんか。