小学校の清掃の時に、窓拭きは新聞紙でやると綺麗になることを教わりました。
なぜ新聞紙なのか理由も知らないのに
「新聞紙を使って窓拭きすると汚れが落ちるんだよー」
なんてドヤ顔で家の窓拭きもやっていたっけな。
あれから数十年、実は新聞紙を使って窓拭きしてもよくないよ、そんなに綺麗にならないということを耳にしました。
実際はどうなのでしょう?調べてみました。
窓拭きに新聞紙を使う理由
新聞紙に使われているインクが油性のため、窓に付着している油汚れが分解され落ちやすく、更にワックスのようにインクがコーティングしてくれるので、窓拭き後も汚れがつきにくくなることがメリットのようです。
新聞紙を丸めて濡らし、汚れをからめとるような感じでくるくるこすり、使った後はそのまま捨てられるのがいいですよね。
雑巾だとすすぐ手間があったり、拭いた後に拭きむらや跡が残ったり、面倒なことが多いイメージがあります。
家にある古新聞で出来るので、コストパフォーマンスも高いですね。
窓拭きは新聞紙を使うのはよくないの?
汚すぎる窓が原因
新聞紙で綺麗にならないその窓、ほこりや子供の手垢でかなり汚れていませんか?
多くの人が触れる窓には手垢があったり、キッチンの窓には油はねがあったり油汚れの多い窓は結構あって、そこにほこりが付着するとべたっとした汚れになってしまいます。
さすがに粘度のある汚れには、新聞紙ひとつでは打ち勝てないと思います。
事前にスポンジなどで擦り洗いなどする必要があります。
新聞紙の使い方が違う
新聞紙を丁寧に四角く折って、窓ガラスの角と新聞紙を丁寧に合わせて、丁寧に磨いていませんか?
丁寧にする必要はありません。
新聞紙はくしゃくしゃに丸めて使います。
丸めた新聞紙は結構強い力を与えてもボロボロになったり破れたりしません。
丁寧にというより、ひたすらぐるぐる磨くことが大切で、結構体力を使う作業になります。
ケチって新聞紙を交換しない
磨くことに集中しすぎて新聞紙が汚れていることに気づかず、逆に汚れを広げていませんか?
それじゃ綺麗にならないはずです。
汚れ具合にもよりますが、丸めた新聞紙1枚分で新聞紙2枚分の面積を拭く感じで、ケチらずどんどん丸めておいて、じゃんじゃん磨いていきましょう。
仕上げ拭きをしていない
新聞紙で窓拭きをした後にきちんと仕上げ拭きをしましたか?
何枚かある窓をすべて磨いてから、すでに乾いてしまった窓をまとめて仕上げ拭きしませんでしたか?
仕上げ拭きは必要なことで、濡れている状態で乾拭きしなければ、筋が残ったり汚れがきちんと落ちません。
窓ガラスが乾かないと、ほこりも寄せ付けてしまうので新聞紙でしっかり水分を吸収させましょう。
窓拭きで新聞紙を使わなくても問題なし!
確かに窓拭きは新聞紙を使うと、お金もかからず簡単でワックス効果まであっていいような気もしますが、実際に新聞を購読しているご家庭はどのくらいあるのでしょうか。
年々新聞の発行部数は右肩下がりで、いつでも手軽に見られるインターネットニュースで十分だからと新聞をとっていないご家庭も多いと思います。
なのでわざわざ持っていない新聞紙を窓拭きに用意するなんて、逆に手間になってしまいますね。
では新聞紙に替わるものは何があるでしょうか。百均でも売っている、メラミンスポンジとマイクロファイバークロスです。
どちらも繰り返し使えて、コスパに優れています。
軽い汚れならマイクロファイバークロスひとつで水拭き、乾拭きできます。
仕上げにスクイージー(こちらも百均で購入可)でもいいのですが、私は上手く使えず筋が気になってしまうのでマイクロファイバークロスの方が使いやすいです。
新聞紙のように仕上げのワックス効果はありませんが、油分を残さないことで汚れが付着するのを防げるので全く問題はないと思います。
窓拭きに新聞紙はよくない?【まとめ】
新聞紙での窓拭きはお金もかからず手軽なところが使われる理由でしたが、現代は新聞が必ず家にあるものではなくなって簡単に用意できないものになりました。
百円ショップに行けば代用できるものも数多く売っているし、コスパに優れたものはいくらでもある世の中です。
もちろん私が今まで窓拭きの時お世話になっていた新聞紙は先人の知恵としてこれからも使っていきますし、百円ショップの便利グッズも使います。
時間があってがっつりやってやろうという時には、ケルヒャーの窓用バキュームクリーナーも使います。
せっかく窓拭きをするなら綺麗にならないと意味がありません。時と場所に応じて使い分けして、きれいな窓を維持したいですね。