四十九日のお供えは消え物がいいと言われています。
お線香やフルーツ、お菓子、お花など。
何がいいか迷いますよね。
しかし、公共機関での移動ならお花やフルーツは持ち運びがツライ…。
お線香もいいけれど、匂いのあるなしに遺族側に好みがある場合も。
なので、私はお菓子がいいと思います。
しかし、なんでもいいわけではありません。
四十九日にあったお菓子を選ぶようにしましょう。
お供え用におすすめのお菓子と選ぶ時の注意点をご紹介します。
四十九日のお供えを選ぶ時の注意点
本来お供えものは故人の生前の姿に感謝をして仏前に供えるもの。
また、遺族を慰めるものでもあるんです。
しかし、お香典と違ってお供えものは選ぶ側の個人色が出やすい。
だからこそ喜んでもらえたら贈る側も嬉しいですよね。
1番喜ばれるのは故人の好物だったもの。
お供えものは仏前に長く添えることを前提にしています。
日持ちのするものを選ぶことが基本。
しかし、故人の好物なら日持ちにこだわらなくてもいいのではないでしょうか。
さすがに消費期限が当日のような生ものは遺族に迷惑になることも。
せめて期限が3日くらいは余裕のあるものを。
故人の好物がわからなければ、後はあなたのセンスの出番!
そこで注意したいことがいくつか。
地方などによっても違いますが、お供えのお菓子は大抵法要後に参列者に配ります。
これをお下がりと言います。
なので、お菓子は小分けしやすいように個別包装されているものが喜ばれます。
親戚や友人など四十九日法要にはたくさんの人が集まります。
まさに老若男女。
香りが強いものは向きません。
自分が大好きだからというだけで選ぶのは避けましょう。
みんなが食べられるものを選ぶようにしたいですね。
なるべく多く行き渡るように、多めに入っているものを選ぶのもポイント。
また、洋菓子はパッケージが色鮮やかなものが多いので注意が必要。
今はそこまでこだわらなくてもいい風潮ではあります。
しかし、華やかなものを良しとしないお年寄りも参列者にいるかもしれません。
少しの気づかいがあるといいですね。
鯛や伊勢エビ、紅白、金粉仕様などはそもそも弔事にはマナー違反。
それらが使われていないものを選びましょう。
四十九日のお供えするお菓子のおすすめ
おすすめその1!ご当地銘菓
お供えの定番は和菓子ならおせんべいやおかき、どら焼き、もなかあたり。
洋菓子ならクッキーなどの焼き菓子でしょうか。
もちろん無難にこれらでもいいと思います。
今はネットでお取り寄せも簡単。
仏事にも対応しているところがほとんどです。
しかし、せっかく普段会わない親戚などに会う機会。
地元地域のお菓子を選んでみませんか?
47都道府県すべてに銘菓はあります。
その土地で生まれて、昔から親しまれてきたご当地銘菓。
ご当地ものをいただくとその地に思いを馳せたりするもの。
ご当地ならではの味に話も弾みそうですね。
私の叔母は仏事で皆が集まる時、必ずご当地のおまんじゅうを持ってきます。
仏事なのでもちろん悲しいこと。
ですが、お茶菓子にお馴染みのそれが振る舞われると和みます。
親戚の絆みたいなものを感じるからでしょうか。
ご当地のお菓子ってわざわざ取り寄せてまで食べないもの。
たまにお土産でいただくからこそありがたみが増します。
わざわざ足を運んで購入してくれたものってとても嬉しいと思いませんか?
おすすめその2!季節にあったお菓子
もちろんネットで購入もありです。
忙しかったり、ご当地銘菓の売り場がとても遠かったり…。
そんな時はネットの存在がありがたいもの。
ネットから選ぶのなら季節に合った和菓子はどうでしょう。
和菓子って豊かな日本の四季を表現できる、唯一のお菓子だと思います。
見た目はもちろん、素材でも四季を表現できる日本の宝。
春はうぐいすもち、よもぎ、桜。
夏はゼリーなどの水菓子が涼しさを演出してくれます。
秋は栗、かぼちゃ、さつまいもなど。
冬はりんごや柚子に梅。
もちろん洋菓子でもステキな季節ものを作ることはできます。
しかし、見た目も味も繊細な四季を表すのにぴったりなのは和菓子。
これは私の主観的な意見なので、もちろんこれがすべてではありません。
季節の和菓子で私が個人的におすすめなのが「含芳紅梅屋」さん。
三重県伊賀市に本店と工場を構える創業300年の老舗和菓子屋です。
ここはすべての和菓子にこだわりがあって、見ているだけで幸せな気分に。
目にも美味しい、体にも優しい和菓子が特徴的です。
春夏秋冬の和菓子がそれぞれ用意されているので、ちょっと気の利いたお供え物になりますよ。
季節の和菓子以外にも通年、伝統の和菓子も用意されています。
ものにもよりますが、賞味期限も2週間ほどのものが多いので安心。
もちろん仏事にも対応してくれるのでありがたい。
気になる方はぜひHPをチェックしてみて下さいね。
四十九日にお供えするお菓子のおすすめ【まとめ】
お供え物は故人が寂しくないように長く添えることが大前提。
しかし、法要後お下がりにして皆で分け合うこともよくあります。
なので日持ちがする、個別包装、みんなが食べられるもの。
この3つをポイントに選びましょう。
慶事に使われる鯛、金粉、紅白などは避けてくださいね。
どこの県や地域にもご当地菓子があるもの。
その土地の人に昔から愛されているお菓子に間違いはありません。
実際に目で見てあれこれ悩むのもまた楽しいもの。
おらが町の自慢の銘菓を皆さんに紹介してみるのもいいかも。
もちろんネットで購入したっていいんです。
イメージしたお菓子がすぐ見つかるのもネットのメリット。
ぜひお気に入りのものを見つけて下さいね。